Why It Matters
この更新が学びにどう関係するか
データのばらつきを読む力は、統計やデータ分析の基礎です。補助の数式を組まずに箱ひげ図を作れるため、学び始めの人でも中央値や外れ値を目で確かめながら、分布の見方を練習しやすくなります。
公式発表で確認できたこと
- 数値の範囲を選ぶと、最小値・第1四分位・中央値・第3四分位・最大値・平均・外れ値をSheetsが計算する。
- 四分位の計算方法は、含む方式と含まない方式から選べる。
- Excelから読み込んだ箱ひげ図は、データ参照・計算・書式を保ったまま残り、Sheetsで作った図はExcelへ編集可能な形で書き出せる。
- すべてのGoogle Workspace利用者と個人のGoogleアカウントで使え、管理者設定はない。
補助の数式なしで分布を図にする
Google Workspace Updatesによると、Google Sheetsは箱ひげ図を標準のグラフとして作れるようになりました。箱ひげ図は、データがどのように散らばっているかを1つの図で示す統計向けのグラフです。
使い方は、元になる数値の範囲を選ぶだけです。Sheetsが最小値、第1四分位、中央値、第3四分位、最大値、平均、外れ値を自動で計算するため、これまでのように四分位を求める補助の数式を用意する必要がありません。
表示の調整とExcelとの互換性
四分位の計算は、データの端を含む方式と含まない方式から選べます。図の中には、内側の点、外れ値、平均の印、平均の線を表示するか隠すかも設定できます。
Excelとの互換性も改善されました。これまでは箱ひげ図を含むExcelファイルを読み込むと図が消えていましたが、今後はデータ参照、計算、書式を保ったまま残ります。Sheetsで作った箱ひげ図も、Excelで編集できる形で書き出せます。
提供範囲と展開時期
この機能に管理者向けの設定はありません。すべてのGoogle Workspace利用者と、個人のGoogleアカウントの利用者が対象です。作り方はGoogleドキュメント エディタのヘルプにある、グラフの追加と編集のページで案内されています。
展開は、即時リリースのドメインで2026年10月22日から、計画的リリースのドメインで11月6日から始まり、それぞれ最大15日ほどかけて表示されます。自分の画面にまだ出ていない場合は、時間をおいて確かめてください。
Manapick編集部の使い方提案
箱ひげ図は、平均だけでは見えない偏りや外れ値に気づくために役立ちます。まず、テストの点数や売上のように身近な数値を使い、中央値と平均がずれる例を自分で作ってみると、図の読み方が身につきやすくなります。
Excelでデータ分析を学んでいる人は、同じデータでExcelとSheetsの両方に箱ひげ図を作り、四分位の計算方式を切り替えて結果を見比べるのがおすすめです。計算方式の違いを理解しておくと、報告資料で数字を説明するときに迷いにくくなります。