Why It Matters
この更新が学びにどう関係するか
SQLを書かなくても、普段の言葉で大きなデータに質問できるようになります。一方で、出てきた数字が何を集計したものかを確かめる力は欠かせないため、データ分析の基礎とAIへの質問の仕方を一緒に学ぶ価値が高まります。
公式発表で確認できたこと
- Connected SheetsでBigQueryにつないだ表で、Geminiと会話しながらデータを分析できる。
- Geminiの質問は、表に見えている部分だけでなくBigQueryの全データに対して実行される。
- Geminiは計画を示してから、データベース関数・ピボットテーブル・グラフを含む更新可能な新しいタブを作る。
- 初期設定でオンで、接続先のデータを照会する権限がある利用者が対象。Business Standard・Plus、Enterprise Standard・Plus、Google AI Pro・Ultraなどで使える。
BigQueryの全データに会話で質問
Google Workspace Updatesによると、Google SheetsでBigQueryのデータを分析する新しい方法が加わりました。Connected SheetsでBigQueryのデータにつないだ後、Geminiを使って、会話をするようにデータを調べられます。
Geminiの質問は、表に表示されている部分だけでなく、BigQueryにあるデータ全体に対して実行されます。そのため、とても大きなデータについても、質問したり、分析したり、見やすい形にまとめたりできます。
質問から深掘り、ダッシュボードまで
公式の例では、「北東地域の前四半期の売上合計は?」のように普通の言葉で尋ねると、BigQueryの全データに基づいて答えが返ります。続けて「前年の同じ四半期と比べるとどうか」「どの商品が増加をけん引したか」と深掘りすることもできます。
さらに、「地域別の売上、月別の推移、上位10商品を入れた四半期の売上レビューを作って」のように頼むと、Geminiはまず計画を示します。確認すると、データベース関数、ピボットテーブル、グラフといった、接続されていて更新できる要素で新しいタブを作ります。予定した更新で、常に最新の状態に保つこともできます。
使える人と展開時期
この機能は初期設定でオンになっており、管理者向けの設定はありません。BigQueryにつながったスプレッドシートで、接続先のデータを照会する権限がある利用者が使えます。始めるには、つながった表でGeminiのサイドパネルを開きます。
対象は、Business StandardとPlus、Enterprise StandardとPlus、個人向けのGoogle AI ProとUltra、教育機関向けのGoogle AI Pro for Education、AI Expanded Accessです。2026年10月19日から最大15日ほどかけて展開されます。Googleは、データチームにとっては一度きりの集計依頼が減る効果もあると説明しています。
Manapick編集部の使い方提案
会話で答えが出るようになっても、どの期間、どの地域、どの条件で集計したかを確かめる作業は人が担います。Geminiが作ったピボットテーブルや数式を開き、集計の条件が質問の意図と合っているかを見直す習慣をつけてください。
これからデータ分析を学ぶ人は、まず小さな表でピボットテーブルとグラフを自分で作れるようにしておくと、AIが作った結果の正しさを判断しやすくなります。社内データを扱う場合は、照会の権限や共有範囲が所属先のルールに沿っているかも確認しましょう。