Why It Matters
この更新が学びにどう関係するか
価格の動きを読み取る図は、金融だけでなく売上や在庫の推移の分析にも通じる考え方です。表計算でグラフの種類を選び分ける練習の題材になり、Excelとの互換性も上がるため、職場でのファイルのやり取りでも作り直しの手間が減ります。
公式発表で確認できたこと
- Google SheetsでHLC(高値・安値・終値)とOHLC(始値・高値・安値・終値)の株価チャートを作成・調整できる。
- 期間ごとの複数の価格を1つの印にまとめて表示する。
- これまでExcelから読み込むと消えていた株価チャートが、ExcelとSheetsの間で保たれるようになった。
- すべてのGoogle Workspace利用者と個人のGoogleアカウントで使え、管理者設定はない。
複数の価格を1つの印で読む
Google Workspace Updatesによると、Google Sheetsで新しい種類の株価チャートを作れるようになりました。期間ごとの複数の価格を1つの印にまとめるため、別々の折れ線を見比べなくても、その期間の値動きの幅をひと目で読み取れます。
作れるのは2種類です。HLCは、各期間の最高値、最安値、終値を示し、値動きの幅とどこで落ち着いたかが分かります。OHLCは始値も加えたもので、その期間が上がって終わったか下がって終わったかもすぐに分かります。
金融分析の作業を想定した機能
Googleは、この機能を、金融アナリストがすでにSheetsで行っている作業に合わせて作ったと説明しています。例として、株式や商品の値動きの追跡や、過去の価格データを使った企業価値の評価モデルづくりが挙げられています。
Excelとの互換性も改善されました。これまでは株価チャートを含むExcelファイルをSheetsに読み込むと図が消え、作り直す必要がありました。今後は、HLCとOHLCの株価チャートがExcelとSheetsの間で正しく保たれます。
提供範囲と展開時期
この機能に管理者向けの設定はありません。すべてのGoogle Workspace利用者と、個人のGoogleアカウントの利用者が使えます。作り方は、Googleドキュメント エディタのヘルプにある、グラフの追加と編集のページで案内されています。
展開は、即時リリースのドメインで2026年10月5日から、計画的リリースのドメインで10月22日から始まりました。どちらも最大15日ほどかけて、利用者の画面に表示されていきます。
Manapick編集部の使い方提案
株価チャートは、始値・高値・安値・終値という4つの列をどう並べるかを考える良い練習になります。まずは公開されている価格データを数週間分だけ表にまとめ、HLCとOHLCを両方作って、どちらが自分の目的に合うかを比べてみてください。
グラフを選ぶ力は、データ分析の報告で伝わりやすさを大きく左右します。Excelでグラフの基本を学んでいる人は、同じデータを折れ線グラフと株価チャートで描き分け、読み手にとってどちらが分かりやすいかを確かめると理解が深まります。